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2012年3月25日日曜日

煮干しについて考えた

飼い犬に”煮干し(ニボシ)”、上げますよね?
あげない?なら本日は飛ばして下さい、上げる人向けのお話です。


ソラのオヤツの煮干しを食べていました(私が)。
煮干しと言えば”カタクチイワシ”を連想しますが、ソラのオヤツは”キビナゴ”でした。
”減塩”を謳っている犬用の煮干しです。しかし、あくまで減塩、程よく塩味がします。
これでいいのかと疑問に思い袋を見てみました。100gあたり2.5gと書かれています。
んん・・・?分かりません、それが多いのか少ないのか

煮干しの作り方にヒントがあります。
普通の人間用の煮干し→網でごっそり捕る→なるたけ早く港へ(鮮度が命)→港近くの工場へ→海水で炊く→干す→完成!!

減塩煮干し→網でごっそり捕る→なるたけ早く港へ(鮮度が命)→港近くの工場へ→真水で炊く→干す→完成!!

無塩煮干し→網でごっそり捕る→なるたけ早く港へ(鮮度が命)→港近くの工場へ→何度も真水で炊く→完成!!

普通の煮干しは、製造工程から塩分は仕方がありません
減塩煮干しは、一手間(真水で茹でる)で、浸透圧を利用して塩分を抜いています。
無塩煮干し、これは手間がかかる、茹でる真水を何度も取り替えるそうです。ただ・・・無塩は無理だろと
減塩無添加を謳う煮干しもあります。つまり炊いて干しただけー、意味わかります?
無添加って聞くと良いモノって錯覚に陥りますよね?添加には理由があります。
主に防腐剤ですね~、この防腐剤、色々種類があります。人に厳しいBHAとか人に優しいビタミンEとかオリーブオイルもだったかな?
酸化した煮干しより、防腐処理された煮干しの方が美味しそうですよね?ただ、この防腐剤難しい、主に採算が

ペット用煮干しを作っているメーカー3社に聞いてみました。
お宅の煮干し人間が食べてもいいの?と
結果・・・「やめてください」まぁ~想像通りですね
下手に「人間でもOK」とか言って事故なんて起きたら堪りませんからね
あと、防腐剤が件の人間には許可されてないのを使っていると言うのも理由にはなるんでしょうね
でも、我が家のソラには人間にも優しい、良質な煮干しを与えたいです。
と、なると減塩無添加ってことになりますが・・・当然ですがすぐに酸化します。
新鮮な小袋を買うのが一番なんでしょうね

塩分に戻ってきます。生命活動をするのに、塩分は必須です。
なにか、塩分を全否定しているサイトがありましたが、「自分で実践してみろ」って感じです。
人間だとWHOが定める一日の塩分摂取量は、体重1kgあたり120mgです(因みに日本人220mgとか高血圧な人が多いわけです)。
市販のドッグフードだと、体重1kgあたり80~220mg位です。
えらく幅がありますね、明確なガイドラインが無いからでしょうね
1つ言えるのは、人間と同程度以上、塩分を取っていることになります。
ですので、「犬は人と違って汗をかかないので、塩分を与えてはいけない」っていうのは嘘
肝臓がありますので、不必要な分はオシッコと一緒にでてきます。
逆に沢山食べさせろって事ではありませんよ、人間と一緒で、内臓に負担をかける事になりますので

煮干しに戻ります。上記のとおり、オヤツ程度に2匹とか与える分には全く問題ないのが分かりました。
でも、気になる点が
・乾物はマグネシウムとリン酸が多いので、結石の出来やすい犬には与えるべきではない
なそうで、適度なミネラルは必須ですが、偏っちゃうんでしょうね
結石の出来やすい犬って・・・結石が出来てみないことには分かりません
どうしろと・・・

突き詰めれば、何も与える事が出来なくなるんじゃ無いかな?

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