朝、裏玄関は見た目綺麗でした。
見た目はです。明らかに下痢の匂いがします。よく見ると湿ったところや黄色い所が、水下痢です。
調子もかなり悪そうです。餌は当然のように見向きもしません
家族と話し合った結果、このまま苦しませるより安楽死をさせようと言う話になりました。以前より安楽死という言葉は頭を過ぎっていました。
動物病院に安楽死を依頼に行ったところ、「院長学会出席により休み」とのこと、でも餌の販売はしてますと書かれていたので中で話を聞きました。
往診はしない、犬を連れてこい、予算は1万位、あとは院長に連絡を取ってみる。で納得して帰ってきました。
家に帰りソラを撫で、ネットで安楽死の事を調べました。時折ソラの「きゅおーん」という叫び声が何度も聞こえてきました。
気づいたら12時半、ご飯を食べにキッチンへ、親戚の庭仕事の手伝いから帰ってきた父もいました。私が不在の間下痢をしたそうですが、母が見ていたので最小限の被害にとどまったみたいです。
動物病院から連絡が来ていて、往診は出来ない、明日の18時30分に予約を取りました。つまり、安楽死はほかの患畜のいない最後ということです。
ソラはうつろな目で私を見つめます。頭を撫で食事をとりました。食後、排便・排尿をさせようと排尿ポイントの雪捨て場へ、当然自力で立てず、私と父がサポートしながら到着と共に下痢、下痢の上によろよろと寝てしまいました。少し動かし母がタオルで腹回りをふいてくれました。また少しですが下痢、もうしないと思い、ソラを持ち上げて裏玄関へ、いつもと違います。いくら体力がなくても前足はよろよろついて歩いていたのですが、帰りは前足も動かしません
裏玄関に到着、ソラを横たえところ、父が「死んでるんじゃないか?」と、私が即心臓を計ってみました。全く鼓動をしていません、死んでいます。
呆然としながら、タオルで全体を拭いてやり、父が般若心境を唱え、ソラの好きだったささ身とサツマイモを、仮設の祭壇に上げました。
ソラは父の帰りを待っていた様です。
近くの市営火葬場に電話で明日の9時に火葬の予約を取り、役所に死亡届を出し、火葬の許可証を出してもらい菊を3本買って家に戻りました。
動物病院に死んだことを告げ明日の予約をキャンセルしました。
キッチンと裏玄関は開けっ放しです。時折ソラの息遣いや動いたような気がしましたが、気のせいです分かっています。
風呂から上がると、父が観音経を上げるというので私と母も同席しました。最後に、「ソラ極楽へ行けよ」と父が語り掛けその場はお開き
さっきソラの頭を撫でてきました。
最終的には安楽死が出来なくて良かったと思います。大好きな家族に看取られながら、大好きな雪の上で逝ったのだから
虹の橋のたもとで待っいてくれ、必ず再会しよう
0 件のコメント:
コメントを投稿